カヤバ KYB Lowfer Sports+L.H.S ショックアブソーバーを取り付けた際リアキャンバー角が純正状態よりネガティブ方向になっておりリアタイヤの変摩耗やタイヤの性能を使いきれないと感じましたので対策しました。

通常は、調整式のリアアッパーアームで微調整するのが定番だと思うのですが、RB系のオデッセイはネジで調整出来るアッパーアームを採用されておらず調整式リアアッパーアームを取り付けるとそのままでは車検に合格出来ません。

構造変更?をすると車検に問題無く合格できるようになります。

車検証上の型式では、DBA-RB3からDBA-RB3改となるようです。

又は、車検の度にアッパーアームを付けなおすとかめんどくさい作業が必要になると共に通常乗車中は、整備不良車両となりますので50歳過ぎの私はそんな選択肢はありえません。

任意保険の保険会社(ネット保険を中心)によっては改マークがあると任意保険に加入出来ません。
そんな問題を一気に解決出来る商品を見つけました。

ヤフオク!でリアキャンバー調整用 アッパーアーム RB3 RB4 2本1組 リアタイヤ内べり防止 キャンバー角補正 と言う商品名で販売されていました。

仕上げも綺麗なので純正そのままにしか見えません。
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ホンダの純正アッパーアームを+6.5mm延長している商品です。

この商品を取り付けるとポジティブ方向に2°程度変更出来るという優れものです。

車高ベタベタのダウンサスを装着していると改善しきれないかも知れませんが、微々たるダウンサスの私の車両には打って付けの商品です。

この商品を製作されている方のブログです。
エーディーファクトリーの今日 より
RB系 キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
ご参考になさってください。

純正との比較です。
延長した部分の溶接がぶ厚くなっており強度的に全く問題なさそうです。
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純正アッパーアーム
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延長したアッパーアームをこのようにしてパンタグラフジャッキを上げてボルト締めして取り付けると微妙な取付誤差を利用して最大限ネガティブ方向で取り付ける事が出来ます。

逆にパンタグラフジャッキで下げて足回りを支えるのを止めるとポジティブ方向に取り付ける事が出来ます。
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トルクレンチで作業出来るギリギリのスペースでした。
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右側も同様に作業実施。
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作業中、ABSセンサーのケーブルを取り付けている個所のプラスティック部品の劣化を確認しました。
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左側のABSセンサーを取り付けているプラスティック部品は完全に外れていました。
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左右共にABSセンサーを取り付けているプラスティック部品の劣化を見つけたので後日交換しました。
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交換後
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新品のアッパーアームを取り付け後に糸と5円玉を垂らすとネガティブキャンバーを超えてポジティブキャンバーになっていました。

ジャッキを降ろした後になじましの為車を少し動かすとちょうど0°(ネガティブでもポジティブでも無い)周辺となりました。

純正状態の基本が-1°ですが、その内ゴムブッシュのヘタレてくると思うのでとりあえずの暫定値として0°のままでOKとしました。

タイヤの摩耗状態を見てから微調整したいと思います。
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左後輪
ちょうど0°(ネガティブでもポジティブでも無い)>周辺となりました。
約2.0°~2.8°の改善です。
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右後輪
ちょうど0°(ネガティブでもポジティブでも無い)周辺となりました。
約2.6°~4.2度の改善です。
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改めて見てみると結構立ってますね。

鬼キャンバーなどのタイヤの持っている性能を使いきれない見た目重視のディチューンに興味はありませんので満足です。
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リアアッパーアーム交換時の走行距離です。
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交換後、走行してみての感想純正と何ら違いが分かりません。

私が住んでいる大阪市内には通称名でめがね橋というグルグルと3回転 車の旋回性能を見るのに絶好の橋×2か所があります。

その1つの限界走行が仮に純正状態で70km(あくまで仮称速度です)から72km(仮称速度です)にアップしました。

しかし、限界付近のロール特性が純正状態よりロール量が大きく急激にロールが増えるという特性になっていました。

「これはあかん」レベルです。

ぶっちゃけ限界で急激にロール量が変化するようになり怖いです。

次回は、スタビライザーリンクを交換します。(これも定番のようですね。)